2013/11/21

"ユーシンという自動車部品製造のメーカーをご存じだろうか。売り上げを50倍
に伸ばした名物社長が2010年、
上場企業では異例の新聞広告で次期社長を公募したことで、一躍、ニュースに
なった会社だ。公募には2週間で
1722人の応募者が殺到し、社長候補として、東京大学を卒業した外務省官僚と副
社長候補としてソニーの関連会社
出身者が選ばれた。企業のグローバル化を目指す名物社長にとっては理想的な人
選に思えた。

しかし、あれから3年。「(外務官僚は)根本的な発想が公務員で、金儲けに徹
し切れず、商売人に不向きだった」
「(ソニーの関連会社出身者も)働き方が期待外れだった」と後継者選びに失敗
した。「結局集まったのは、
元の組織で認められていないか、不満を抱えている人物ばかり」と公募による後
継者選びの難しさを名物社長は
語る。現在は、所属組織の3倍の年収を提示し、外国人にも門戸を開いているが
「意中の人はなかなか首を縦に
振ってくれない」とこぼしている(特集記事『プロローグ 事業承継が危ない』)。

残念ながら、この名物社長は、優秀な人間は「カネではなく働きやすさ、満足感
を求める傾向にある」ことを
知らないようだ。目の上に口うるさい名物社長と株主がいる状況では、社長職を
引き受ける人間はよほどの
世間知らずに違いない。ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長も、そうし
た呪縛にとらわれている
(以前から65歳になる14年2月までに、社長を退き会長に専念すると公言してき
たが、後継者育成がうまく
いかずこの10月、これを撤回した)。現実的に、事業承継における後継者の不在
やお家騒動は今後、
ますます増えてきそうだ。というのも、一般の会社員なら定年を迎えている
65〜69歳の経営者では過半数が、
80歳以上の経営者でも3分の1以上が後継者不在となっているのだ。 【続く】"

- 【コラム】お家騒動の円谷プロ、失敗した社長公募、後継者不在のスズキ…事
業承継はなぜ難しい?[13/11/11]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1384177557/