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米国グレンデール市長デイヴ・ウィーヴァー氏へのチャンネル桜によるインタビュー
Q. 慰安婦の碑についてどう思いますか?
──私は反対票を投じました。私たちは何年もかけて公園のマスタープランを作っており、東部に駐車場をつくり、私自身のアイデアでは地下駐車場にして上を公園にするというマスタープランができあがるまでは、公園に何もいれこむべきではないと考えていました。さらに、国際問題に巻き込まれるようなことはすべきではないと考えていたからです。グレンデール市は小さなコミュニティです。私自身もここで生まれましたが、どうして私たちが国際問題に関与しなければならないのでしょうか。
Q. どんなプロセスを経て碑建立に至ったのですか?
──市議会では余り議論されませんでした。像を設置したいとアプローチは受けていましたが、私は賛成できないと告げていました。同僚と議論はしましたが、彼らも独自で決断して賛成票を投じたのです。私はセレモニーに出席しませんでした。
日本からの批判の方が多かったと思いますが、韓国人と日本人両者から1000通をこすEメールを受け取りました。韓国人からは謝意を、日本人からはよくもそんなことをと。市議会に属する17年間でこんなに多くのメールを頂いたのは初めてです。
Q. 日本の地方議員や東大阪市から抗議文が届いたと思いますが…
──日本の地方議員100名以上による抗議文はロサンゼルスの日本総領事が届けに来られましたが、私は会うことができず、お会いしたいと思っています。グレンデール市はロサンゼルス市のようだとみなされる向きがありますが、そうではありません。当市では市議会が市長を選挙で選出します。1年毎にローテーションしますが、市長は議会を運営し、権力があるわけではありません。ロサンゼルスでは市長が権力を持っていますが、ここでは私は何らコントロールすることはできません。
未だ抗議文への回答は送っておりません。私宛に手紙を書いていただいた市長に対しても返答したいと思っています。先に総領事にお会いしたほうが良いのか、返信を送ったほうが良いのか、どちらが良いのかスタッフと相談して考えております。
当市には日本人はほとんどおらず、韓国人は1万2千人以上居住しております。誰が勢力を持つかおわかりですよね。
Q. 韓国はどのようにロビー活動を展開したのですか?
──韓国人の友人の一人はコミュニティ開発部門で企画コミッショナーをしており、もう一人はコンベンション担当です。またフェデレーションがグランデール北部に新たな本部を作りました。数年前のことですが、1万2千人以上もいるのだから市議会に声を反映させたらどうかと提案したことがあります。私自身はダイバーシティ(多様性)の利点を信じており、私のような白人は当市ではマイノリティとなっていしまいました。白人、黒人、アジア人、アルメニア人などがおりますが、何ら問題はありません。主たるグループの代表者が市議会に声を届けています。ただし、日本人は大変もの静か且つ謙虚で政治には関心がないようです。
Q. 碑に対して地元住民の反応はいかがですか?
──アメリカの住民からの反応はありません。2?3通のメールが来ただけです。
Q. これは韓国の反日プロパガンダだと思いませんか?
──これがプロパガンダかどうかは私には答える資格がありません。私なりに調査し、日本からも韓国からもさまざまな情報を頂いて読み込んでおりますが、慰安婦問題については、日本から情報を受け取り始めたところですから、どちらが正しくてどちらが間違えているかと私がどうして決めることができるでしょうか。双方に真実はあるでしょうし、ある程度の虚偽も含まれているでしょう。ですから、コメントすることができません。 1965年の日本と韓国の間で結ばれた日韓基本条約に関する参照資料や書簡は入手していますが、正式な書類は入手していません。賠償金が支払われ、謝罪したけれども、犠牲者にお金が配られていなかったといったことが書簡にも書かれていましたが、もっと調査しなければなりません。まだ時間を割くことができないのが実情です。慰安婦像も未だ見に行ってませんし、どれだけの人が見に行くでしょうか。恐らく年に一度何かしらのお祝いをする程度のものではないでしょうか。
Q. KAFCが慰安婦の碑設置で動いたのですか?
──私はKAFCについては聞いたことはありません。私が知ってるのはロサンゼルス韓国連盟と呼ばれるもので、当市北部に本部が開設されたものです。韓国のイベントにはよく招待されて参加していましたが、最近は以前ほど参加しておりません。
Q. 将来的にこの像はどう対処したらいいと思いますか?
──市議会が設置することを決議した訳ですから、将来的に取り除く決議がなされるまでは設置し続けることになります。公園のマスタープランによっては、いずれしても取り除かなくてはならなくなるかもしれません。アルメニア人のための像も別の公有地に設置されることになったのですが、どれだけの異なるグループが何千マイルも離れたところで起きたことを記念する像を建てたがるのかと、なぜグランデール市なのかと不思議に思っています。ロサンゼルス市のほうがグランデールよりもよっぽど大きく余地もたくさんありますよ。ただ彼らはグランデールを選んだのです。
Q. 像の維持費はどれくらいかかるのですか?
──維持費については分かりませんが、どれだけの人が破壊するかにもよるのではないでしょうか。何でできてるのか分からず、磨かなければならないのかどうかもよく分かりません。ベトナム戦争や朝鮮戦争等の退役軍人の碑もありますが、それは個人が維持してるもので、どのくらいの維持費がかかっているのか見当もつきません。慰安婦像については少なくとも、私は市が負担するものではなく、韓国人が維持するべきだと考えています。
Q. 日本へメッセージをください
──私の義父はバターン死の行軍から逃れ、農民にかくまわれた後にアメリカ軍に参画しました。義母に子どもが生まれ、戦場に隠れていましたが日本の将校と友人となり、子どものための食料を与えてくれる代わりに衣服を選択したり食事の準備をしていたそうです。その赤ん坊が私の妻となりました。1943年のことです。私は妻とハワイで海軍に所属してた折に知り合いました。紹介してくれたのも日本人の女性です。私が人々に伝えてきたのはどの社会にも良い人々もいれば悪い人々もいるということです。ただ、大多数の人々は良い思いやりのある人々です。私は日本人についてもそのように感じています。
私は日本の人々のことが好きですが、当市は日本から最も嫌われる都市となってしまい大変遺憾です。このような論争が始まってしまったことを大変遺憾に思っています。
性奴隷という言葉は本件が持ち上がって初めて耳にしました。碑文に書かれてあるからと言って子どもに問われても私は分からないと答えるだけです。空いている椅子の意味を聞かれてもなんかしら意味があっても、私には分からないとしか答えようがありません。恐らく子どもは空いている椅子に腰かけるかもしれませんし、その背後にあるストーリーも何も分からないまま遊ぶことでしょう。
日本人や韓国人の親は性奴隷という言葉に戸惑うかもしれませんが、一般の人々にとっては公園にある一つの像に過ぎないのだと思います。
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- 【大高未貴】アメリカ慰安婦問題レポート Part1、グレンデール市長・ブエナパーク市長インタビュー[桜H25/9/30] - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=6d_iiRnsRZs