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そこで取り調べの可視化を実現させようという動きが広がり、2006年以降、取り調べの一部を録音・録画して公判で見せる試みが行われている。
が、これはいかにも形式的なんだなあ。ぼくも何度か見たが、否認事件ではなく、犯行を認めている被告の自白調書を裏付ける目的で使われるケースばかりだ。
しかも警察ではなく検察の取り調べ限定。内容も、妙に優しい口調の検察官が調書の内容を「間違いないですね」と確認していく、はっきり言ってどうでもいい
もので、実際の取り調べはさぞかしネチネチ行うんだろうなと勘ぐりたくなるほどだった。
これではほとんど意味がない。一部を録画するやり方では、当局に都合のいい内容のみ裁判で使われる可能性もある。
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- 「絶対謝らない」警察や検察 取り調べ全面可視化は不可能か 〈週刊朝日〉-朝日新聞出版|dot.(ドット)