“最初のうちはアスキーでの仕事が忙しく、断っていたのですが、取材でアメリカの『WIRED』の編集者と親しくなり、同誌にも寄稿を始めました。
驚
いたのはアスキーの同僚たちが他誌での記事内容をすごく誉めたことです。本質的にはそれまでアスキーの媒体で書いていたのと同じようなメッセージを伝えて
いるだけなのに、なぜだろう?と。──そして気がついたんです。これが当時のアスキーだけでなく、日本全体に対しても言えることかもしれませんが、日本で
は組織の中でどんなに頑張っていても、最初のうちは評価されても、だんだんとそれが当たり前になり感謝されなくなり、関心すら持ってもらえなくなると。と
ころが、一歩、外に出て別の場所で活躍すると、たちまち新鮮な目で見られて「凄い!」となるのです。
日本のアーティストやデザイナーたちが、国内では低く見られているのに、海外などで受賞したとたんに「あの人は凄い!」などと賞賛されるのと似た構図だと思います。”
- プロフェッショナルインタビュー:林信行 - LinkedIn navi [リンクトインナビ]