2013/12/04

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 と、お金には困らないイベント運営をやっていたある日、スタッフの一人が、
大阪芸術大学におもしろい学生がいる、と言い出した。
 「赤井というヤツは、コーヒー一杯おごると、かわいい女の子をいくらでも描
く。
 庵野というヤツは、トースト一枚で戦車やロボットをいくらでも描く」。


 それはいい。何か描かせれば、プログラムブックも豪華になるだろう。


 「毎日十杯でも二十杯でもコーヒー飲ませてやる。腹いっぱいトースト食わせ
てやる。引っ張ってこい」と、軽い気持ちでスカウトに行かせた。
 ほどなく、興奮気味のスタッフから電話だ。


 「庵野って奴、すごいです! 
 トースト食いながら、ダイエーの計算用紙に複雑きわまりないロボットをすご
いスピードで描くんです。
パラパラめくると、ちゃんと動いてるんです!」。


 後にエヴァンゲリオンを作る天才・庵野秀明と僕たちとの出会いだった。
 彼と赤井孝美、オマケとしてくっついてきた山賀博之の三人と僕たちは、五分
間の8ミリアニメをSF大会のオープニング映像にすることに決めた。

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- 【特集】庵野というヤツは、トースト一枚で戦車やロボットをいくらでも描く
- 岡田斗司夫なう。
http://blog.freeex.jp/archives/51404784.html