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“子どもの心臓病”大人になってなぜ…
静岡市に住む、56歳の男性です。
幼いころ、心臓に穴があいている障害がありました。
手術を受けたのは、11歳の時。
それから40年以上、健康な人と変わらない生活を送ってきました。
ところが、今年(2012年)5月。
「これが会社で受けたの健康診断の結果報告書。
心電図に所見を認めています…。」
会社の健康診断で、心電図に異常が見つかったのです。
すぐに専門の病院を受診すると、想像もしていなかった結果を告げられました。
心臓は、通常の1.5倍にまで拡大。
いつ止まってもおかしくない状態で、緊急入院することになったのです。
「“命の保証はありません”くらいの(医師の)回答だった。
怖かった…。」
なぜ突然、命の危機に陥ったのか。
調べてみると、子どものころの手術が、異常の原因であることが分かりました。
11歳の時、男性は、心臓にメスを入れ、右心室と左心室の間にあいていた穴をふさぐなどの手術を受けました。
手術は無事成功。
しかし、心臓には、大きな傷あとが残りました。
年齢を重ねるにつれ、この傷あとが心臓のリズムを調整する電気信号を乱し、「不整脈」に。
さらに、高血圧や動脈硬化といった負担が加わったため、心臓が拡大し、重い心不全につながったのです。
こうした危険性は医師の間ですら、ごく最近までほとんど知られていませんでした。
「心臓は外科手術で治っていると思っていた。
今になって何かの症状が出るというのは、まったく思っていなかった。」
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- 成人した小児心臓病患者に落とし穴 - NHK 特集まるごと