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 しかし、事業仕分けには笑ったな。事業仕分けを統括している枝野幸男を水戸黄門にして、仕分けグループのリーダーをやっていた寺田学や尾立源幸 が助さん、格さん。それで蓮舫が女忍者を演じる由美かおるだって。だったら、蓮舫の入浴シーンを見せたら、もっとウケたはずだよ。要するに、事業仕分けっ て、大衆ウケを狙った見世物にしかすぎないんだ。
 小沢さんという政治家はテキ屋としての手腕は見事だけど、何一つ国のことを考えてないんじゃないか。「普通の国を目指す」とか言っていたけれど、 言ってることの内容は区会議員のレベルだよ。だけど面白いことに、日本では国会議員から区会議員までだんだんレベルが下になるに従って、言うことが大きく なる。
 国会議員は「庶民の生活を守る」とかよく言うんだけど、区会議員は「世界平和において、日本は何をすればいいのでしょうか」とか言う。一番せこい 議員が一番でかいことを言っていて、大きな社会や世界のことを考えなければいけない議員が、個人の生活とか弱者救済とか言っている。
 本来は逆で、個人の生活のレベルは、区会議員が考えるべきことだよ。だから、今の国会議員が考えているレベルというのは、区会議員が考える程度のものでしかない。小沢さんも一緒だね。
 対談のときだって、おいらが「憲法改正」だの、「選挙権を制限しろ」だのいろいろ挑発的なことを提案しても、ちっとも乗ってこない。終始、例のニコニコ顔をしているだけ。
 ようするに、どぶ板選挙に勝つことしか考えていない。だから勝つためには、ばら撒きだろうが何だってやる。「子ども手当」なんて、路上生活者にふ るまわれる炊き出しと何も変わらない。派遣村で、東京都が入所者に就労活動費として一人2万円渡したら、受け取った直後に近くの小売店で酒やたばこを買っ ていた。一人当たり1万3000円の子ども手当をもらった親もそれと同じ事になるよ。
 おいらが育った足立区なんて、給食費すら払わないような親がたくさんいたからね。そんなろくでもない親に配ったら、自分の生活費のために使うのが、関の山だろう。
 対談で「僕らが一番重点的に訴えているのは日本人のあり方、教育の問題です」と言っていたけれど、それで民主党政権が決めた政策が高校無償化だって。呆れ果てて笑うしかないね。
 マニフェストを読むと、「家庭の経済状況にかかわらず、すべての意志ある高校生が安心して勉学に打ち込める社会をつくる」と目的が書いてあるけど、「意志ある」子どもなら、どんな環境だって奨学金取ったりして頑張れるに決まっている。
 無償化したら、今まで以上に漢字も読めない、割り算も出来ないバカな高校生が増えるだけ。こんな政策をしていて、教育を真剣に考えているとはとてもじゃないけど思えない。

 
- ビートたけしの小沢一郎評「顔が全てを語っている」 / 売国奴・民主党のブーメランを期待するブログ