ポール・マッカートニー
当時はまだ戦争の爪痕が街のあちこちで見られ、空襲で焼け野原になった空地は子供の格好の遊び場になっていた。ぼくは大きくなるまで、“焼け 跡”という言葉は“遊び場”という意味なんじゃないかと思っていたくらいだ。『どこへ遊びに行くの?』『ボンビー(焼け跡)さ』というふうにね。そういえ ば“シェル・ショック(戦争神経症)”という言葉もよく耳にした。ぼくらは深く意味も考えず、フラフラと歩いている復員兵を見かけると、みんな『あの人ど うしたの?』『シェル・ショックだよ』などと気軽に言ってたんだけどね」”
- ロックの歴史 中山康樹 - 本と奇妙な煙