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 “二十代前半の友達から手紙が来て、開けてみると、「ぼくは気がついてみると部屋じゅうの家具を壊していて、いつもはそこまでやりはしないのに、椅子の脚を折り、窓ガラスを割って、気がつくと床にうずくまって泣いているんだ。
気がついてみると隣の部屋からも大きな泣き声がするので、行ってみると、母親が泣いている。
どうして泣いているのだろう?と訝しんで、「どうしたの?」と声をかけなくちゃと思って、しばらくして、やっと、ああ、ぼくが原因なんだな、とわかった」と書いている。”
 
- 輝かしいもの、あるいは「終わりのない世界」の凡庸さについて | ガメ・オベールの日本語練習帳v_大庭亀夫の休日