“こうして最後まで読んでくると「わたし」というキャラクタの特異性みたいなものがどこから来ていたのか、ようやくわかったような気がする。悲観的な楽観主義者なのだ。特定環境が揃えばイジメは必然的に発生する。物がなくなれば人は困窮し奪い合う。賄賂を渡して有利になるなら賄賂を渡す、騙して徳が大きいなら平然と騙す。現実を正しく見据えるがゆえに可能性を列挙する時点では悲観的になりながら、それでもなお大丈夫なのだと力強く楽観的な可能性を模索してみせる悲観的な楽観主義者。”
- 人類は衰退しました 平常運転 (ガガガ文庫) by 田中ロミオ - 基本読書