“07 新しいエレベーターに戸惑ったおばあさんは、真新しいデザインになったことでエレベーターの内側と外側の概念が壊れてしまい、エレベーターのドアが開くのを待つエレベーターホールが、エレベーターの内部になっていたのだ。だからいくら繰り返しても1階が来ないと訴えた。
08 その後、普段は見かけない娘さんらしき人に付き添われた姿を見かけるようになり、挨拶すると笑顔で応えてくれたが娘さんは暗い顔をしていた。そしておばあさんの姿を見なくなって久しい。”
- 見当識の壊れ方 - 僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか